注文住宅を建てるにあたり全館空調システムを導入
注文住宅を建てるにあたり全館空調システムを導入するかどうか検討しているけれども、エアコンとどのような違いがあるのかわからないと思っている人も多いかもしれません。注文住宅で全館空調システムを取り入れる前に、電気代や温度のムラ、換気機能などのポイントについてしっかりと把握しておくことが大切です。まず最初に電気代についてですが、注文住宅で全館空調を取り入れた場合には、すべての部屋の空気を調整することから、エアコンと比べた場合には電気代が上がるのではないかと言うイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし省エネ性能が高いものも多く、それぞれの部屋にエアコンを設置する場合と比べると、比較的電気代を抑えやすいのが実情です。
実際に一般的な住宅の年間の冷暖房費を見てみると、約7万円ほどとされています。しかし全館空調の場合には約5万円ほどであるため、約3割ほど削減できていることがわかります。さらにオール電化と組み合わせれば、約4万5000円と大きく削減が期待できます。温度のムラについては、エアコンの場合には廊下やトイレ、脱衣所などが暑かったり寒くなっているケースが高いです。
しかし全館空調であれば部屋の隅々まで快適な室温で満たすことが可能であり、温度のムラの解消にもつながります。換気性能についてですが、エアコンは温度調整の設定はできますが、換気まではできません。全館空調は埃や塵を外に排出しながら、新鮮な空気を取り込むことができます。常にクリーンな室内環境を維持することにもつながります。