リフォームそれとも建て替え？その境界は？

長年住み慣れた家ではあるけれども、老朽化が進んでいるなどの理由からリフォームすべきかそれとも建て替えを行うべきか悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。リフォームの場合は、修繕箇所を絞り込みすることでそのまま家に住みながら施工を依頼できるので、仮住まいのためのアパートや引っ越しなどが要らなくなります。その点、建て替えは家全体を取り壊すので仮住まいや引っ越しが必須になるなど費用負担も多くなります。なるべくお金をかけたくない人は多いかと思われますが、構造体部分に問題がない家はリノベーション、白アリ被害など構造に問題がある場合は再建築するなどの選択肢が挙げられます。

また、浴室やキッチン・洗面所・トイレなどの設備を交換する場合は通常のリフォームでリニューアルすることはできるのですが、キッチンや浴室がある場所を移動させたいなどの場合はリノベーション工事でなければ対応ができません。なお、建て替えとリフォームは築年数や家の状態で判断する、費用・家族構成・住宅ローンや補助金・税金の減税制度、住み継ぐ可能性などいくつかの判断基準で決まるといっても過言ではありません。例えば、世代にわたり住み続ける場合は家を丸ごと取り壊して新築の住宅に建て替えをする、子供が成長した段階で独立するなどの場合はリフォームで済ませるなどの考え方もあるわけです。ちなみに、家の状態が悪くて地盤および耐震性能などに不安がある場合は建て替えがおすすめです。