フルリフォームと建て替えの違いを分かりやすく説明

建築基準法の法律は時代とともに改正が行われていることをご存知の人は多いかと思われますが、注文住宅の家づくりの中で土地に関する制限に接道義務と呼ぶものがあることをご存知でしょうか。家を建築できるための土地条件は、この接道義務を満たしていることが基本で義務を満たしていない場合はセットバックをしなければならない、仮にセットバックだけでは条件を満たさない場合は再建築不可になるなど昔は家を建てることはできたけれども、現在の法律では建て替えができない土地も数多く存在しています。この場合は、フルリフォームを行うことで家の資産価値を高めることができます。フルリフォームはリノベーションと呼ばれることもある手法で、家の土台などの基礎や楮体を取り壊すことなく骨組みをそのまま活用して新しい間取りを持つ家づくりができるリフォーム手法です。

一般的なリフォームとは、異なり水回りを変更できるメリットなどがあります。建て替えの場合は家の基礎や構造体を全て取り壊すことになるので、再建築不可の土地では建て替えを行うことはできません。また、再建築が可能な土地の場合でもフルリフォームよりも費用が多く掛かりますし、家が完成するまでの期間も長くなりがちです。ちなみに、リノベーションの場合は順番を考えることで仮住まいが不要になることもあるようですが、建て替えの場合は家全体を取り壊すことになるので工事中の住まいを別に探す必要があります。