リフォームと建て替えとは

住宅が老朽化した時にあらわれる選択肢として、リフォームと建て替えは定番中の定番で、比較対象になることも多いです。リフォームは既存の基礎を活かす改修方法のことで、部分的な改修に留まることからコストが抑えられます。一方、建て替えは基礎を含めて作り変えるやり方なので、解体と基礎づくりを伴うことからコストが高くなります。ただリフォームも全面的に大規模なものとなれば1千万円を超えることもありますし、逆に建て替えもやり方によっては1千万円台に抑えられます。

坪単価は前者の方が低い傾向ですが、費用に幅があるのは後者の方でよりケースによって金額が大きく変わってきます。リフォームも建て替えも、人が一時的に住めなくなる状態になるので、仮住まいや引越し先を探すことが不可欠です。また前者は増減築が前提となりますが、後者はほぼ間違いなく登記の手続きや費用だったり、他にも地鎮祭などの費用が発生します。工事期間は前者が最短で1ヶ月、最長でも6ヶ月以内に収まることが殆どで、後者は最低3ヶ月、最長で半問以上に及ぶことが珍しくないです。

リフォームは部分的な改修も可能で、予算や希望に合わせて柔軟に計画を立てられますが、建て替えは原則として解体と1からの建て直しが避けられないです。どちらが良いかは建物の築年数や状態によりますし、家族構成の大幅な変更やライフスタイルの変化、将来的な住宅の活用にもよるので、家族でしっかりと話し合って決める必要があります。

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